スマートフォンのナビゲーションは、車載用のナビゲーションに劣らない性能を持っています。
地図情報は定期的に更新され、数種類のルート選択、ナビをしながらの音楽再生だって可能ですね。

でも、時々変な道を案内されることもあったりして、ふと曲がった先が「ちょっと狭くない？」なんてことありませんか？
※車両選択できる機種はそんなことはないそうです

その時は迂回するのが良策ですが、ナビの指示をどこまでも過信してしまった結果、事故は起きました。



2tレッカー車ギリギリの道路幅しかない道を数百メートル走っていきます。
ホイルベースが長いトラックだと、まず曲がりきれないカーブもありで、タイヤを落とすか二進も三進もいかなくるかヒヤヒヤものでした。

いくつかのカーブを曲がり、Y字に分かれた先に車両はありました。

トラックは左前後を脱輪。もう少し左に寄っていたら、間違いなく横転する状況。

頼みはレッカー車に搭載しているふたつウィンチのみ
レッカー車をＹ字を使って方向転換をして、トラックの真後ろにつけて作業開始。

起こした際に車体が転ばないように、横転防止措置をして落ちたタイヤウィンチで引っ張り出しました。

しかし、作業はここで終わりではありません。
トラックをこの狭い道から広い場所へ出さないと行けません。
Y字で慎重に向きを変えて貰い、来た道をレッカー車で先導しました。



途中、トラックの荷台が木に引っかかっためそれも撤去する作業も行い、無事広い道まで案内できました。

作業中、荷台上部が凹んでいたのに気づいたのですが、その原因はこの木。

表面が削れていたのは、トラックがこの道に侵入した際に無理矢理通ったのが原因だということがわかりました。