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2015年12月29日

"都合” の良い現場⑥

クレーン車のメリットは、崖下に落ちた車の引き上げ、段差を超えた車のリカバリー、なにより大きなパワーで車ごと持ち上げてしまうことにあります。クレーン車の得手はそこにあります。関連記事  

しかし、カマラドは宿命か運命かクレーン車を設置できない現場に出動することが多いので、レッカー車や積載車でなんとかしなくてはなりません。

再三、当ブログで説明していますが、設置できない場所とは「狭小地」「天井が低い又は電線等がある」現場のことです

この写真は、病院の対面駐車タイプの駐車場での落車事故のケース。
車がいなければ、悠々と作業可能ですが、診察にくる来客で常に車の往来がありましたので、レッカー車で必要最低限の駐車スペースをお借りして作業しました。
都合” の良い現場⑥


次は工場での乗り上げ車両の引き出し作業。
歩道をやや塞ぐように乗り上げ、その際に車両底部のメインハーネスを損傷、消防が防火のため切断していったため電子機器はすべて使用不可。
都合” の良い現場⑥
この状態では電子サイドブレーキもシフトも外せないため、容易には車を動かせません。

現場に別業者から「クレーンは持ってきた!?」と言われましたが、残念ながら持ってきても吊り上げ作業はできない現場。
都合” の良い現場⑥
上部に現場の工場の天井と電線が存在し、歩道も決して広くなくなかったからです。

都合” の良い現場⑥
前輪を持ち上げ、後輪にドーリーをつけて引き出せば、これで天井が低くても、タイヤが一切回らなくても引き出せます。
もちろんドーリーは、ハーチャットドーリーです。←とてもオススメです(笑)

クレーンと異なり、横方向に大きな足を張らず低い位置から大きな力を出せるレッカー車はやはり便利なものです。

旋回ブームもあれば、例えば高速本線を塞がず作業する時にも便利ですし、横転起こしなど丸ごと持ちあげずに負荷も少なく横転起こしだって出来る逸品です。

カマラドは持っていませんが、現在主流の1060、1140、1040S(どれも豪邸が建つお値段)大型レッカーなら、都合の悪い現場だって尚更柔軟かつパワフルな対応ができると思います。




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