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2009年03月25日

レッカーとクレーンの得手不得手

車両と道路との幅の関係の続きです。

山菜採りに来た車は、左側面を下にして横転状態。
幅員は2mも無く、急行したレッカー車のギリギリの道幅でした。

クレーンは使えないのか?」と現場で訪ねられましたが、狭い道でクレーンを使うことはできません。
ブームは伸ばせても、車を固定するアウトリガーが伸ばせないため、クレーン車には天敵な現場です。
レッカーとクレーンの得手不得手
クレーン車のアウトリガーを貼るには、車幅の約2倍は必要なのです

現場に駆けつけたのは2台の2tレッカー車

レッカー車とクレーン車の違いは、高架下の仕事研修会でも触れましたが、レッカー車には離れて仕事を出来るメリットがあります。

レッカーとクレーンの得手不得手

しかし、このような現場ではどうしても「吊り上げる」作業が必要になってきます。
このようなケースでの事故では、2台の組み合わせはレッカー機構クレーン機構にしています。

レッカーとクレーンの得手不得手

アウトリガーが張れない場所では、クレーン車の能力は落ちます。
ならば、それをレッカー車でサポートしながら作業すれば良い事です。

今回は、吊り上げることによって横転防止を図り、ウィンチで牽引して車両を起こしやすい場所まで引っ張り上げました。

レッカーには、車を丸ごと吊り上げる能力はありません。しかし、クレーン車にはそれが可能です。
それぞれの特性・仕様・得手不得手を、踏まえながら作業することで、様々な状況に対応して行くことが出来るのです。





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