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2009年02月12日

高架下での惨事

高架下は見通しが悪く、抜けた先や薄暗いトンネル内は事故が起きやすい条件が揃います。
カマラドも今まで、バイパス・高速道路の高架下の重大事故のレッカーをした経験があります。

先日、市内の高速道路の高架下で乗用車と2tトラックの事故の救援に向かいました。
カマラドは、2tトラックのレッカーを依頼されましたが、トラックはとんでもない状態でした。

高架下での惨事

トンネル内横転

しかも、トンネル脇に流れる用水路側に腹を見せて横転していました。
このまま起こしの作業を行うと、今度は用水路に車が落車してしまうというとても悪い状態です。


横転はしなくとも、高架下での対面事故はドイラバーの命に関わる重大事故が多いです。
3年前に、見通しのきかない高架下で、中型車と大型車との事故でお互い車体が大破し、ドライバー双方とも重傷でした。

高架下での惨事
下り坂の先にあるトンネルでの対面事故。かなりの速度が出ていたようです

高架下の事故は作業車両が限定される事があります。

トンネル内の横転事故のケースでは、車体に接近し上方にブームを目一杯伸ばさなければ能力を発揮できないクレーンでは作業自体が不可能なのです。

しかし、カマラドの2tレッカーや4tレッカーのようなレッカブームの場合は、このようなケースにも対応が可能です。

クレーンと異なり、ブームを目一杯伸ばす必要も、車両に接近することなく、離れた場所からウィンチワイヤーで作業ができるメリットがあります。

物を動かすのに、物を丸々持ち上げるより、横に引っ張る方がかかる力は少ない、の単純な物理によるものです。
また、レッカー車と事故車両双方ともに、負担が少なく無駄なボディへの損耗を防ぐ結果となるのです。


現在当ブログ内で、復活の行程を紹介しているセンチュリーにも同様の機構のブームが搭載してあります。



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