2009年10月29日
転落引き上げ作業ーレッカー車の利点ー
山道での転落事故の救援要請が、入りました。
事故車は、立木に屋根部分から衝突し、その後斜面に転落していました。
転落=クレーン車というイメージがありますが、写真のような現場では足を張らないレッカー車が効果的です。
引き出す場所を決めたら、レッカー車のダブルウインチを使って引き出し作業にかかります。
ダブルウィンチは、「二つの力を二つの方向から掛ける」事が出来るのが最大の利点です。
横転の際には、片方のウィンチが捻り起こす、もう片方が下へ引く力を発生させる事で、より合理的に横転起こしを可能にさせます。
ハーフラップは、この応用です。
落車の場合も、当該車輌のバランスを保ちつつ上げるためダブルウィンチを用いることがあります。
誤って、当該車が再び滑落すると、レッカー車もろともになる危険性があります。
道路との段差は、別の立木にウインチをかけて一気に引き上げます。
木を「アンカー」として用いることでダブルウィンチの使い方の幅が広がります。
現場にレッカー車を入れる空間がない時でも、アンカーでの引き出し・引き起こしが重宝する技術です。
ちなみに、直径30cmほどの木は思いの外、頑丈なので折れる心配はありません。
事故車は、立木に屋根部分から衝突し、その後斜面に転落していました。
転落=クレーン車というイメージがありますが、写真のような現場では足を張らないレッカー車が効果的です。
引き出す場所を決めたら、レッカー車のダブルウインチを使って引き出し作業にかかります。
ダブルウィンチは、「二つの力を二つの方向から掛ける」事が出来るのが最大の利点です。
横転の際には、片方のウィンチが捻り起こす、もう片方が下へ引く力を発生させる事で、より合理的に横転起こしを可能にさせます。
ハーフラップは、この応用です。
落車の場合も、当該車輌のバランスを保ちつつ上げるためダブルウィンチを用いることがあります。
誤って、当該車が再び滑落すると、レッカー車もろともになる危険性があります。
道路との段差は、別の立木にウインチをかけて一気に引き上げます。
木を「アンカー」として用いることでダブルウィンチの使い方の幅が広がります。
現場にレッカー車を入れる空間がない時でも、アンカーでの引き出し・引き起こしが重宝する技術です。
ちなみに、直径30cmほどの木は思いの外、頑丈なので折れる心配はありません。
Posted by holmes at 19:14│Comments(0)
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