最大の敵は”時間制限”

holmes

2016年06月09日 10:32

ロードサービスの現場において、激しい事故により道路が封鎖されてしまうシチュエーションは珍しいことではありません。
道路が封鎖されてしまうほどの現場においては、はやく道を開通させる迅速が求められます。



タンクローリーがもし積み荷満載で転んだら、恐らく半日から1日かがりでしょう。(首都高の事故で見かけますね)
とにかく早く排除するのが重要ですが、ハッキリとした終了時間は誰にもわかりません。

でも・・・

でも・・・

でも・・・・

もし、時間制限があったら

シチュエーションは、堤防から大型ダンプが落車横転した現場。


堤防の道を通行止めにして、作業に移ろうと思ったところ・・・・○○時までに作業完了をしてほしい、とのこと。


与えられた時間は1時間半~2時間。

理由は、とある指定特殊車両が、どうしてもこの場所を通過しないといけないため。

現場は、その特殊車両が目的地へ向かう唯一の道を塞いでしまったため、このように制限時間が課せられました。



なんとしても、時間内に上げないといけないので、ホルムス750とセンチュリー1040の大型レッカー車を2台で出動。

まずは、ダンプをハーフラップで横転状況から引き起こしました。


続いて、横転場所から一番近い法面にあるガードレールを取り外して、最短距離から車両を引き上げることに!


急な法面を登るように、ゆっくりとダンプを引き上げてリカバリー完了!!

なんとか1時間半ちょっとで、現場から退去することができました。


実際、制限時間とかコンテストや相当の緊急時でなければ求められない要項なので、とっても忙しい現場でした。

しかし、いくら「制限時間」がないとはいえ、何時間も主要道路等を止めてしまうのは大問題です。

ないようである、あるようでない”制限時間”。実は最大の敵かもしれません・・・・・・